虐げられてきた恨み

 虐げられてきた恨みがある、ことに気づく。

いったい誰に?

いつから?

ずっとそうだった。

わたしは、わたしのままだと生きにくかったから

わたしがわたしを押さえ込んでいた。

一般的な、出来る人になりたくて。

わたしはそんなんじゃない。

わたしの扱いがひどい。

わたしは誰かに従う人生だった。

下手に出る。

もうそれが出来なくなってきた。

わたしがうにゅうにょと出てきた。

いいかげんやな、と怒鳴られる。

もう嫌です。

恨みは深い。

今まで虐げられてきたのになんで人に優しくできるねん。

すさんでいる。

わたしを虐げる奴はもちろん憎いけど

そんな奴、もうどうでもいい。

大切なのは私。

虐げられないように他人から守ろうとしていたけど

そんな他人などいない。

わたしがわたしの恨みに気づくだけ。

引きこもったっていい。

もうだれもわたしを虐げない。

虐げてきたのは、生きるためだった。

小さなわたしが考えた生きる知恵だった。

今まで虐げてごめん。

これからはわたしを大事にしていくから。

もう一般の人になろうなんて思わない。

いいかげんな発言をするわたし。

いい加減な言動は、虐げられたわたしからでてきたもの。